高校に通うには授業料と授業料以外の教科書代や施設充実費等がかかります。
そのうち授業料分を支援してもらえる制度が「高等学校等就学支援金」です。
この制度によって高校の授業料は実質無料になります。ただし、手続きが必要。
授業料の負担がなくなるのはシングルマザーには超重要!!知っておかねばならない重要事項ですよー。
この記事では就学支援金が高校でいくら支給されるのか、もらえる世帯年収はいくらまでか、計算方法はどうやるのか、申請方法と支給日についてご紹介します。
授業料以外の支援は「高校生等奨学給付金」という制度があるのでそちらでもらえます。
こちらの記事に書いているので参考にしてください。
⇒ 奨学金の給付型で高校生がもらえる金額はいくら?高校生等奨学給付金の手続き方法
就学支援金は高校ではいくら支給される?公立と私立の違いを紹介
就学支援金は高校ではいくら支給されるのか?
公立は年額118,800円
私立は年額118,800円から396,000円
公立は完全に無料になるけど私立は学校ごとに授業料が違うので就学支援金だけでは足りないこともあります。
就学支援金を高校でもらえる世帯年収はいくら?
国公立、私立ともに世帯収入910万円未満なら支給されます。
非課税世帯のシングルマザーなら年収基準は余裕でクリアです。
国公立 年収910万円未満なら年額118,800円
私立 年収590万円未満なら年額396,000円
年収590万円以上910万円未満なら118,800円
私立高校に行かせてもシングルマザーの年収ではたいてい上限の396,000円もらえます。
シングルマザーで年収590万円以上ってなかなかのもんですもんね。
就学支援金を高校でもらうためにはいつ申請する?申請方法と提出書類
新入生は入学した4月頃に学校から全員に案内があります。入学時には新生活であわただしいですが、子どもがもらってくるお知らせはしっかりチェックしましょう。
子どもはお金のことにあまり気に留めてないかもしれないので、4月・5月は特に学校からのお知らせがなかったか確認するのを忘れずに!!
在校生の場合は収入状況の届け出が必要になるので7月頃に学校からお知らせがあります。これは毎年必要になるので一度支給されるようになっても7月には必ず収入状況を届けないと支給がストップ!!なんてことになります。
就学支援金の申請方法
基本的にオンライン申請です。
【用意するもの】
・学校から配られるIDとパスワード
・マイナンバーカード
【手順】
①高校生等奨学支援金オンライン申請システム にアクセス
②学校から配られたIDとパスワードを入力してログイン
③支給希望を選択
④学校で登録された生徒情報に変更がないか確認
⑤保護者情報を確認し入力(シングルマザーならもちろん自分だけ)
⑥マイナンバーをスマホかICカードリードライタで読み取り課税情報を登録
マイナンバーカードがなければ個人番号を入力
個人番号の入力ができなければ課税証明書を学校に提出
学校から配られるIDとパスワードが書かれた手紙は卒業まで使うので絶対に無くさないように気を付けてください。
学校からはオンライン申請のマニュアルを印刷したものが配られたんですが、なんせあの薄茶色いざら紙、読みにくいったらありません。
なので、こちらに文部科学省のリンクを載せておきますね。
カラーなので分かりやすいです♪
申請者マニュアル、というところのPDFを開いてください。
⇒ 高等学校等就学支援金オンライン申請システム e-Shien
就学支援金はいつ支給される?
就学支援金は私たちの口座には振り込まれません。国が都道府県に費用を交付し、都道府県が学校に支給するしくみになっています。
わが家の場合だと、4月から6月の校納金は授業料以外のものだけ引き落としになり、7月分から就学支援の対象になった人は授業料分の請求がなく、対象外の人は4月から6月分の授業料をまとめて7月に請求されました。
学校からの校納金引き落としは授業料とそれ以外も含めてなので、私立の場合は年収に合わせて支援金で不足の授業料こみで請求されます。
低所得シングルマザーなら就学支援金は満額支給されるので私立でもかなり負担はかるくなります。
まとめ
就学支援金は高校では公立118,800円、私立118,800円から396,000円。
もらえる世帯年収は910万円未満。
申請時期は新入生は4月、在校生は7月。
申請方法は基本的にオンライン。
支給される時期は7月頃?分かりませんがいずれにしても学校に直接支給されるので私たちの手元には入りません。
とっても助かり支援金。公立なら授業料はタダ!!しっかり申請しましょうね。
コメント