中学校は義務教育なので公立なら授業料はいりません。でも、給食費やPTA会費、教材費や生徒会費などがかかります。年間にして約85,000円でした。
公立と言えど、結構お金がかかりますよね。
その分を援助してくれるのが【就学支援金】です。奨学金とは違うけどお金をいただけるありがたいシステムです。
この記事では就学支援金の対象者、いくらもらえるか、離婚調停中だとどうなるか、についてお話します。
就学支援金の対象者
市から給付される支援金ですので、もちろん誰でもいい訳ではありません。でも、めちゃめちゃ稼いでいるわけでもないシングルマザーなら大抵対象になるかと思います。そして、私のように離婚調停中でも支援の対象になりました。
就学援助希望申請書には希望する理由、という欄があるのですが、そこに書いてあることに該当する人が就学支援金をもらえる人と言えます。
1.生活保護の停止または廃止のため
2.市町村民税の非課税のため
3.市町村民税の減免のため
4.個人の事業税の減免のため
5.固定資産税の減免のため
6.国民年金の保険料の免除のため
7.国民健康保険の保険料の減免または聴衆の猶予のため
8.児童扶養手当の支給を受けているため
9.生活福祉資金貸付補助金を受けているため
10.その他(経済的理由により困窮している事情がわかるよう記入)
ここですでに離婚していて親権をもっているシングルマザーなら8.の児童扶養手当の支給を受けているため、が当てはまると思います。
児童扶養手当をもらえるということは、収入も少ないし、離婚が成立している人ということになります。離婚が成立していない場合でも非課税なら2の理由があてはまります。
さて、ここで私の場合、離婚調停をしたので離婚成立まで10ヶ月かかりました。別居・離婚調停中でそろそろ決着がつくかもしれないということで、校納金の引き落とし口座を夫から私に変更の申請をしたタイミングで就学支援金の申請もしました。
夫の口座から校納金が引き落とされているなら、就学支援金をもらわなくても学費については困らないけど、私の口座から引き落とされるとなれば月々数千円でも痛い出費です。
でも、申請したのは5月でその時点ではまだ非課税じゃなかったし(非課税かは6月にならないと分からない)離婚調停中だから児童扶養手当ももらえてなかった。
ここでポイント!
非課税になるためには自分が仕事をしていて社会保険に加入しているなら、別居のタイミングですぐに子供を扶養にいれることで翌年非課税になります。(もちろん、年収によります)
そこで、私は10.の経済的理由により生活が困窮しているという理由で申請しました。
理由としては別居して離婚調停中であること。3人の子供を扶養しており、1人は県外の学校に通っているので仕送りがいること、派遣で経済的に不安定で生活に困窮しているというようなことを書きました。
就学支援金を受けるための必要書類
申請書に添付する書類についても学校からのお知らせで頂けますが、
市町村民税非課税の理由なら市県民税課税(所得)証明書、
児童扶養手当をもらっているなら児童扶養手当証書のコピーです。
私の場合、生活困窮の理由だったので、市県民税課税(所得)証明書と学校長の所見でした。
学校長の所見については学校の方で用意してくれたんだと思います。離婚調停中については特に証明書類は求められませんでした。
就学支援金の支援決定までの期間
申請から決定までどれくらいかかるのか?離婚調停中でまだ養育費ももらっていない身としては、数千円の出費でも痛いので就学支援金をもらえるのか、もらえるならいつからなのか?とても心配でした。結果的に申請書提出から約3週間で支援決定になりました。
学校の事務の人がお知らせに手書きでメモしてくれていたのによると、月末までに学校に提出すれば翌月からの認定になる、ということでした。
おそらくほとんどのシングルマザーは児童扶養手当をもらっていて、申請理由も児童扶養手当をもらっているからにしているんだと思います。
学校からのお知らせでも児童扶養手当証書発行を待ってからの申請でもいい、ただし認定は翌月になる、とのことでした。
私の場合はもしかしたら今月、調停成立かもしれないけどまだわからない、という状態だったのでその他の理由で申請し、4月末までに提出で5月12日に認定されました。申請書をもらったのが4月21日だったのでスピーディーに処理してもらえました。
支援が決まれば、学校から認定通知書と同時に支援金を振り込んでもらう口座の提出が求められるので、口座の情報を書いて提出すれば手続き完了です。
就学支援金はいくらもらえる?校納金の引き落としに足りるの?
通常、校納金を全額支払うなら娘の学校では給食費・教材費、PTA会費、生徒会費などで年間約85,000円です。
それに対して就学支援金は1年生は24,590円、2・3年生は24,025円です。全然足りない!と思いそうですが、就学支援金をもらえるようになると、給食費は引かれないので校納金として引き落とされる金額は約31,000円。ちょっと足りないけど、ほぼ賄えます。
月額にして600円ちょっと。これはだいぶ助かりますよねー。ありがたい!
さらに1年生は学用品費として47,400円が別でもらえます。(4月に認定されていれば)
娘の場合で制服代が66,260円、体操服が22,700円、補助バッグや絵の具セット、体育館シューズなどで10,900円だったので合計99,860円でした。
学校によって制服代がかなり違ってくると思いますが、就学支援金で入学用品の半分くらいはまかなえる感じです。
そして、少年自然の家や修学旅行の代金実費ももらえます。私が就学支援金をもらえるようになった時はコロナで自然の家はなくて、修学旅行は代金はいったん払って後でもらえるようでしたが、実際には修学旅行の代金は払わないですみました。
後からもらえてもいったんはそのお金を用意しないといけないので、最初から払わなくていいのは助かりました。57,000円の見積もりでしたが、そのぶん就学支援金からでたことになります。
まとめ
・就学支援金は給食費を除いた教材費などをほぼまかなえる
・就学支援金をもらうようになると給食費の支払いがいらない
・1年生は4月に認定されていれば入学学用品費が支給され、入学準備に必要なものの半額程度がもらえる
・少年自然の家、修学旅行の代金ももらえる
・離婚調停中でも就学支援金はもらえる
・別居した時点でこどもは自分の扶養にいれて非課税になるといい
手続きはちょっと面倒だけど、一度申請してしまえば翌年からはぐっと楽になるのでさくっと申請しておきましょう。
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