調停員はどんな人?調停はどんなふうに進む?まさか!伝言ゲームなの?! 

家庭裁判所 調停

調停ってどんな風にやり取りするのかな?夫に合わなくて済むのかな?

離婚できる何か証拠とかいるのかな?何日くらいで終わるのかな?

など、調停が始まるまでは気になることがたくさんでした。

 

世間でよくある離婚原因にある不貞行為というものがあったわけじゃないし、

モラハラや経済的DVも証拠になるようなものがないし…

 

裁判とは違うけど「調停」というと馴染みもないし、(たいていの人がそうでしょうけど)家庭裁判所に行くのも初めてだし。

 

調停員はどんな人なのか、どんな雰囲気なのか、調停がどんな風に進むのかなどについて私の体験談をご紹介します。

 

調停員はどんな人?普通のおじさんとおばさん

裁判だとドラマでよくみるような法廷があって、裁判官が黒い服をきて離れたところから話を聞かれる… ちょっと緊張しそうに感じですよね。

 

私の場合は弁護士の先生がついていたので、1人で向かうよりは不安はなかったんですけど、

それでもドキドキしました。

 

弁護士の先生からは普通のおじさんとおばさんで元裁判官とか、事務官だった人もいる、とは聞いていましたが、裁判みたいなピリッとした空気なのかと思って緊張しました。

 

実際は本当に普通のおじさんとおばさん、という感じでした。

ジャケットは着ていましたけど、女性の方は近所のおばちゃん、みたいな雰囲気でした。

男性もザ・サラリーマンみたいな恰好じゃなくて、ジャケットを着てきちんと感はあるけど、親しみやすいおじいちゃん、みたいな感じでした。

 

調停はたいてい男女のペアの調停員でおこなわれるらしいです。男性と女性、両方の意見があった方がいいからでしょうか?

 

そして、調停で結論がでるまで調停員の方は原則変わりません。そのため調停員の方を味方につけられることは今後の調停で有利に働きそうと感じました。

 

さらに気を付けないといけないのは決して離婚問題に精通している人とは限らない。ということです。

 

調停はどんな風にすすむ?

家庭裁判所

1回目の調停は申し立てしたら裁判所から3日ほどの候補があげられて都合のいい日が弁護士を通して聞かれました。夫の方には書面で連絡があったようです。

 

コロナの関係で数カ月調停が停止していたこともあり、私は申し立てから1ヶ月半ほどたって1回目の調停がありました。

 

調停では夫と同席はしません。それぞれ時間をずらして呼ばれます。私の場合、約30分ずつ交代で調停員と話しました。

 

初回は私の方が先で一通り話を聞かれた後で夫の番になり、それが終わるとまた私が呼ばれて夫の言い分をきかれる。といった流れでした。

 

片方が調停員と話すときは片方は別室で待機になります。待合室は夫婦で別々の部屋で、調停する部屋に移動するときも夫婦が合わないようにしてくれました。

 

私の場合は待合室が夫が2階なら私の待合室は3階、という具合でした。

 

1回目は私と調停員が話して、そのあと夫と調停員が話して私の言い分を伝え、その後夫と入れ替わって私と調停員が話して、次の日程を決める、といった感じでした。

 

初回は2時間半ほどで終わりました。

 

2回目からは夫の都合で調停員との話し合いが夫から始まり、私、夫、私の順で話をして次の日程を決めて終わりです。

 

次の日程は病院の診察券みたいなカードに日時を記入したものをもらい、次からはそのカードに日時が書かれました。

 

2回目からはとにかくお子さんのこともあるので「婚姻費用から決めましょう」という話になりました。

 

婚姻費用は離婚が成立するまで夫が支払う義務がある私と子供の生活費になります。

 

その後は私の場合、学資保険の名義変更をして夫から私にしてほしいこと、その後に養育費の金額決定という流れでした。

 

調停って伝言ゲーム?ただし、調停員のフィルターがかかる

調停

調停ではそれぞれの言い分を調停員の方が聞いてそれぞれに伝える。伝言ゲームみたいだな~などと最初はのん気に考えていました。

 

調停員の方は、なるべく話し合いで夫婦関係をいい方向にする、というのが役目のようなものでしょうが、私の担当になった女性の方は最初から「女性が離婚を決断するというのはよっぽどのこと」と言ってくれたようです。

 

ただ、私の言い分を夫に伝え、夫の言い分を私に伝え、その反論での私の言い分を相手に伝え、といった感じなので、ただの伝言ゲームのようでなかなか話が前に進まないなーと感じました。

 

さらに数回繰り返して気が付いたのは、「私が言ったとおりに伝わってない」ということ。

なるべく夫婦関係をもとに戻したい調停員さんは私の言い分に調停員さんの丸く収めたい思いをのせてオブラートに包んで?伝えてくれていたようで、なんか私の言い分が伝わってないな…ということを感じるようになりました。

 

当初は「これを言ったら私が不利になる?」とか思っていいたい文句というか腹がたっていること、納得がいっていないことも言わずにいましたがそれではいつまでたっても話が離婚に向かって進まないと感じました。

 

弁護士がついていても自分の思いをしっかり言ってもいい!むしろ言った方がよかったと思います。その方が、旦那さんも他にお金使うことないそうですし、うまく話したらお子さんのお金は出しそうですよ、と言われた初回の調停員さんの「案外子供のためにはお金をだしていいと思っている旦那さん」という印象は初回から崩れてもっと早く決着を連れられたかもしれない、と思いました。

 

また、調停員さんのフィルターがかかったことによって、話がこじれてしまったこともありました。

 

まとめ

調停は申し立てから通常は一ヶ月ほどで日程が決まり、始まります。一日の調停ではそれぞれが2回ずつ調停員と話し、自分の言い分を言って相手の言い分を聞く、という感じです。

 

調停員さんは親しみやすいおじさんとおばさん、という感じだが、離婚問題に精通しているとは限らないので自分の言い分をしっかりまとめて、意見や思いは遠慮せずはっきり伝えた方が良い。

コメント

タイトルとURLをコピーしました